前編のネタバレ・感想はこちら↓
大人気だったミステリードラマ『あなたの番です』は、Huluにてオリジナルストーリー「扉の向こう」が配信されています。
1つ平均20分の全20話が配信されていますが、その中でも黒幕の「黒沢沙和」の過去に迫る番外編『過去の扉』後編について今回はネタバレを含めて感想を語りたいと思います。
『過去の扉 後編』では黒島沙和の高校時代のストーリーであり、サイコパスと自覚した後の殺人の謎や遺体を笑わせる理由などが明らかになります。
気になる方はぜひ見てください!
もしご覧になられていない方へ、前編の記事はこちら↓
あな番「扉の向こう」過去の扉~後編~
あらすじ
黒島沙和 (西野七瀬) は、幼い頃から両親に「普通でいい」と言われて育ってきた。
自分は「普通」ではないと分かった彼女は、数学に没頭することで、凶暴な殺人衝動を抑えて来たのだが、ある雨の日…。
(引用 Hulu)
ネタバレ
「普通」を求められすぎた人生
黒島は幼いころから、両親に事あるごとに「普通」であってくれと言われ育てられてきました。
普通でない黒島にとって、その言葉は暴力と同じようなものに感じていました。
自分に矛盾を感じていた黒島はその葛藤をコントロールするために、スパッと答えの出る数学の勉強に没頭するように…。
立て続けの家庭教師”松井”に襲い掛かる妄想
大雨の日、黒島は庭教師の松井に3度の殺人衝動を感じる。
妄想が立て続きに起こり混乱する中、外へと飛び出す。
松井は恐怖で震えている様子…。
少女と出会うと共に、初めての殺人
雨の中外へと飛び出した黒島は、バス停で雨宿りをする少女と出会う(南さんの娘)。
「疲れた」という少女に近くの小屋で休もうと提案をする。
湧き上がる少女に対する殺人衝動を紛らわすために計算を始める。
その様子に少女は「変なの…」と言ってしまい、その言葉が黒島の殺人鬼となるきっかけに…。
とうとう、殺人を犯してしまった。少女を殺害したのである。
2年後、”松井”と海へ出かける”黒島”
少女の殺害はバレないまま2年が経った黒島は、受験勉強の息抜きとして家庭教師の松井と海に出かけていた。少女の殺害について松井に話すことに。
松井はその件について察していたのか聞きたくないと言うが、勝手に話し始める黒島。
普通の日常に飽き飽きしていた黒島にとって、少女を殺した時だけが唯一楽しい出来事であった。
「でも普通の人にとっては楽しくないんですよね。
あの子も全然楽しそうやなかった。
楽しいやろ、笑って。楽しいよね、笑って。
こうやって…やっと笑ってくれたんです」
このシーンで遺体を笑わす理由が判明。要は【楽しんで欲しかった】からであった。
そんな黒島に松井は自首を勧める。しかし、黒島は「嫌ですよ、1人殺したくらいじゃ死刑にならん」と、松井と共に海へと飛び込んでしまう。
手下となる”内山”
後日、病院のベッドで目を覚ました黒島。なぜか病室にいる内山に、松井が死んだことを告げられる。
内山はいじめられていたところを黒島に助けてもらったことにより、ストーカーになっていた。
そんな内山をに向かって「それ(助けたのは)…私じゃないきん」と言い、本性を見せるために首を絞めるが、内山は「あなたのせいで死んでしもうても、大丈夫です」と言う。
「これから私がすることを楽しんで欲しいから。ずっと笑顔でちゃんと見ちょってや。本当の私を」と良い笑顔で内山に伝え、仲間(手下)に引き入れることに。
回想が終わり、行動する”翔太”
南が死ぬつもりでいると追及する翔太。
その通りであった。
そんな南に、翔太は言う。
「大切な人はいなくなってもいます」
「俺たち2人とも、大切な誰かのためにここまで生きてきた。
それって大切な誰かに生かされてきたってことなんじゃないんですか。
オレたちは大切な誰かのために全力で生きましょう」
その後、二階堂にAI菜奈ちゃんを消去してもらうように頼みを伝える。
しかし二階堂は「大切な人は消せない」と…。
翔太は、菜奈ちゃんを消す気はない。「消せないのが愛」だと言い、二階堂を抱きしめる。
殺人ゲームが続く…?
黒島から授かった本を読んでいる総一。
その本の帯裏には、手紙が隠されていた。
「あなたは1人じゃない。
わたしはわたしの生きたいように生きました。
あなたもあなたの生きたいように生きていい。
やりたいことをやりたいようにやっていい。
次は、あなたの番です」
「扉の向こう」過去の扉(後編)感想
黒島ちゃんの過去が明らかになりましたね…。
笑顔にしていた理由がこんな理由だったとは。
最後の総一くんの口元が良い味を出していました。
続編がありそうな感じはありましたが、どうなんでしょうね~。
期待しすぎない程度に期待します。(笑)