ようこそ!しろいです。
この記事に訪れた方はこういった悩みがあるのではないでしょうか。
・とりあえず何か資格が欲しいな
・ITパスポート試験ってなんだ?
・就活で行う面接に使えるネタが欲しい
この記事では、ITパスポート試験がどのような資格なのか、おすすめする理由を簡単にまとめました。
前半では、の概要と流れについて。
後半では、取得のメリットと勉強法、就活への活かし方についてお伝えします。
~目次~
Iパスはどんな資格?
「ITパスポート試験」はITが名前に入っている為、だいたい想像がつくとは思いますが、情報社会の基礎知識やIT技術の知識など、ITに関する幅広い知識が問われる資格です。
IT企業に就職したい方が最初に挑戦する資格として有名です。
ちなみに、「Iパス」という略称で呼ばれております。(以降はIパスと記述します)
試験の概要について、以下の表にまとめましたので、参考にしてください。
表の下からは、各項目について説明していきます。
試験日 | 随時 |
---|---|
受験料 | 5700円(税込み) |
試験時間 | 120分 |
問題数 | 小問形式:100問 <分野別問題数> ・ストラテジ系 32問 ・マネジメント系 18問 ・テクノロジ系 42問 |
試験方式 | CBT方式(4肢択一) |
配点 | 1000点満点 |
採点方式 | IRT(Item Response Theory:項目応答理論)に基づいて解答結果から評価点を算出します。 |
合格ライン | 総合評価点600点以上 <分野別評価点> ・ストラテジ系 300点以上/1000点満点 ・マネジメント系 300点以上/1000点満点 ・テクノロジ系 300点以上/1000点満点 |
試験日
試験日は随時実施となります。
詳しく説明すると、各地域会場によって、実施頻度に差があります。
その為、月に数回の会場もあれば、週に2,3回実施の会場もあります。
僕の受験した会場は、週に2日の午前と午後で計4回実施しています。
ちなみに、試験日の変更は試験日の3日前までなら可能なので、勉強不足で受かりそうに無い場合は変更しましょう。
受験料
受験料は5700円(税込み)です。
支払い方法はコンビニ、クレジットカード、バウチャーから選択できます。
試験時間
試験時間は120分です。
試験終了のタイミングは、時間終了か試験終了ボタンを押すと終了となる為、自信があるなら早く退室することが可能です。
120分に対し、問題数は100問なので、1問にかけられる時間は1分12秒となります。
僕が受験したときは、10人程度の受験者数がいましたが、半数が1時間ちょいで退室しました。
問題数
小問形式で100問あります。
問われる内容は3分野あるので、簡単にどういった内容が出るか説明します。
・ストラテジ系=32問程度
こちらは、経営全般に関する分野です。
企業の経営に関する基礎的な知識や戦略、データの分析方法、知的財産権や不正アクセス禁止法などといった法律に関する知識が問われます。
・マネジメント系=18問程度
こちらは、IT管理に関する分野です。
システム開発の流れや手法、プロジェクトの管理、情報システムの管理や監査の流れについて問われます。
・テクノロジ系=42問程度
こちらは、IT技術に関する分野です。
2進数や10進数などの計算問題、アルゴリズム、プログラミング、コンピュータやシステムの構成、WEBデザイン、データベース、ネットワークの仕組み、セキュリティの基礎知識について問われます。
「あれ?足したら92問だけど、8問足りなくない?」
と思ったあなた!正解です!
実はこの試験の問題、総合評価の対象となるのは92問なんです。
・問題は100問で3分野問われる
・ストラテジ系は32問程度、マネジメント系は18問程度、テクノロジ系は40問程度ある
・8問は評価の対象外で、正解しても結果には関わらない
・その8問は少し難しめである
試験方式
試験方式は、CBT方式と言ったものを採用しています。
CBT方式とは簡単に言うと、PCを使用して問題に解答する試験方式です。
身体が不自由でCBT方式で受験が出来ない方は、年に2回(春:4月、秋:10月)に筆記試験を受験可能です。
そして、問題の解答は4択から選ぶことになります。
これはとても助かりますよね。分からない問題が出てきても、25%の確率で当てることが出来ますからね。
配点と合格ライン
配点は1000点満点となります。
採点の仕方は、IRT(Item Response Theory:項目応答理論)に基づいて、解答結果から評価点を算出します。
つまり、1問〇点と決まっているわけではありません。
合格ラインは、1つ目に総合評価点600点(6割)以上であることです。
2つ目に分野別評価点がそれぞれ300点(3割)以上であることです。
それでは、各分野いくつ正解すれば合格できるのか気になりますよね?
~合格するためには~
第1条件
・評価対象92問の6割は55.2なので、56問
第2条件
・ストラテジ系32問の3割は9.6なので、10問
・マネジメント系18問の3割は5.4なので、6問
・テクノロジ系42問の3割は12.6なので、13問
上記が合格ラインの目安となるので、参考にしてください。
1分野でも合格ラインを下回ると、不合格となりますので、苦手分野は徹底的に勉強するべし!
Iパスの合格率は?
申し込み者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
平成26年 | 78,720 | 71,464 | 34,215 | 47.9% |
平成27年 | 80,949 | 73,185 | 34,696 | 47.4% |
平成28年 | 86,305 | 77,765 | 37,570 | 48.3% |
平成29年 | 94,298 | 84,235 | 42,432 | 50.4% |
平成30年 | 107,172 | 95,187 | 49,221 | 51.7% |
令和元年 | 14,753 | 12,998 | 7,425 | 57.1% |
令和元年のデータに関しては、5月の時点での統計データです。
合格率は、ここ5年を見比べても、あまり差はありません。
2人に1人が受かっていますよね。
何だか、受かる気がしてきませんか?
挑戦してみましょう!
Iパスの勉強法は?
この資格は、独学で合格可能です。
僕が合格した勉強法を記事にしているので、是非参考にしてください。

取得するメリット(実体験含む)
ここからは、僕がIパスをおすすめする理由を話します。
面接において話すネタになる
面接において、質問の1つに「学生時代にがんばったこと」があります。
意外とこの質問に返す内容が思いつかない人は多いです。
しかし、資格取得に向けて頑張った過程というものは、話すネタとして活躍します。
ちなみに、僕も資格に挑戦した過程を面接で話しました。
ITの基礎知識が身につく
当たり前のことですが、見出しの通りITの基礎知識が身につきます。
特にセキュリティに関する知識なんかは、スマートフォンやPCを利用する方が多い世の中、必須となる知識ですね。
就活に活かせる、資格欄に書ける
IT技術を取り入れていない企業は今や少ないです。
その為、プログラミング技術を要する職種ではないけどITの知識があると助かるような職種ならば、Iパスは評価してくれます。
僕の友人は、Wi-Fi環境の構築を行う企業や、場所や機材のレンタルを行う営業職に内定が決まりましたが、どちらもIパスは高評価でした。
事務職なども評価は高いと思います。
しかし、エンジニアを募集しているような企業だと、この資格を履歴書に書いたところで評価はされないレベルです。
僕は、SE職に内定が決まりましたが、Iパスは評価されませんでした。
ただ、Iパスの上位資格である「基本情報技術者試験」を取得していたため、こちらは高評価でした。
ITエンジニアを目指す方は、Iパスを取得した後は基本情報技術者試験に挑戦することをおすすめします。
さあ、申し込もう!
ここまで読んだら、後は申し込んで勉強するのみです。
お申し込みは下のリンクから飛べます。
受験申し込み手順の説明もあるので、そちらを参考にするとスムーズに申し込みが出来ます。
最後に
ITパスポート試験について、簡単に説明させて頂きました。
僕なりに要点だけをまとめたのですが、もっと詳しく知りたい方は、申し込みのリンクから飛んだ先の公式サイトを読むと良いです。